れいあ「れいあはねー、予告通りオムライスね!」
すずか「わたしは……あの、スパゲティミートソースをお願いします」
それぞれ好きなものを注文し終え、一息つく。
二人と向かい合うように、パパが座っている。
れいあ「あのねパパ? れいあ聞いてみたいことがあるんだ。聞いてもいーい?」
パパ「もちろん何でも聞いてくれていいよ。はは、答えられるかどうかは分からないけどね」
すずか「うぅ……れいあちゃん、パパさんなんだから。言葉づかいとか気にしないとダメだと……思う」
パパ「いやいや、いつもの感じでいいよ! パパなんだから、敬語なんていらないんだからさ」
れいあ「ほらぁ、すずかは気にしすぎなんだよー。れいあ、そーいうのちょー苦手なんだもん。あははっ」
あっけらかんと笑うれいあ。
すずかはまだ少し緊張しているようだ。
れいあ「パパって、どうしてれいあ達とおしゃべりしたいの? 別にパパ活……じゃなくても話せるよね」
パパ「いやー、パパは見ての通りのおじさんだろ? そんなおじさんにはハードル高いねぇ。いつでも二人みたいな可愛い子とは話せないよ」
れいあ「ふぅーん……そういうものなのかなぁ。れいあ、よくわかんないけど」
環境が違えばJCと話す機会なんてない。
そう説明されても、れいあはピンと来ていないようだ。
パパ「でも女の子と楽しく過ごしたいとは思うんだ。だからこうして、パパ活してもらってるというわけなんだよ」
パパ「恥ずかしい話、あまり女の子と縁がなくてね。つまりモテたことがないから寂しいってことだね。あっはっは」